米ぬかが肥料になる!?米ぬか肥料の作り方と使い方

お米を精米するときにでる米ぬかは、本来捨てられてしまうものでした。しかし、これまでもご紹介してきたように米ぬかには豊富な栄養分が含まれていて、実は食べたり美容に使うこともできます。

そんな栄養豊富な米ぬかは、畑や家庭菜園での肥料に使うこともできます。そこで今回は、米ぬか肥料の効果とその作り方についてご紹介します。

米ぬかに含まれる栄養分

これまでにも、米ぬかにはミネラルやタンパク質、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれていることはご紹介してきました。

その栄養素の中でも、リン、窒素、カリウムは有機肥料に含まれる野菜の三大栄養素と呼ばれる成分です。これらの成分は、牛ふん堆肥と比べても含有量が豊富です。

リン(%) 窒素(%) カリウム(%)
米ぬか 2.34 2.69 1.76
牛ふん堆肥 1.3 2.2 2.4

参考:農研機構「バイオマス成分データベース」

 

米ぬかを肥料として使う方法

家庭菜園

米ぬかを肥料として使う方法は2つあります。

  1. 生のまま使う
  2. ぼかし肥料にして使う

それぞれ使い方と注意点をご紹介します。

1.生のまま使う場合

米ぬかは非常に栄養分が豊富なため、生のまま肥料として畑に撒くのは注意が必要です。元々リンの豊富な畑の場合、リンが過剰になってしまいます。

そうすると作物の成長にも影響が出てしまうため撒きすぎないように注意が必要です。

さらに、栄養分が豊富なために害虫を寄せ付けてしまったり、微生物が大量発生し窒素飢餓を起こすことがあります。

このような事態を避けるために、土に直接撒くのではなくワラや雑草を敷いた上に撒くのがオススメです。

そうすることで、ワラや雑草の発酵が促され肥料となります。このような方法で、月に1回程度のペースで追肥として利用するのがオススメです。

2.ぼかし肥料にして使う場合

米ぬか肥料

ぼかし肥料とは、油カスや米ぬかなどの有機肥料にもみ殻や土を加えて発酵させた肥料のことです。有機肥料は、時間をかけて微生物に分解されることで肥料としての効果を発揮するため、時間がかかります。

ぼかし肥料はすでに発酵がすんでいるため、効果が出るまでの時間が短く即効性があるのが特徴です。

米ぬかのぼかし肥料の作り方

米ぬかを使ったぼかし肥料の作り方をご紹介します。

米ぬかを主原料としたぼかし肥料を作る場合は、肥料に必要な3つの栄養素、リン、窒素、カリウムのバランスを保つために、米ぬか、油カス、牡蠣殻石灰を3:1:1の比率で混ぜ合わせます。

材料

  • 米ぬか
  • 油カス
  • カキ殻石灰
  • 発酵促進剤(野菜クズなど)

作り方

1.材料と水を混ぜ合わせる

水が多すぎると腐敗の原因となるため、少しずつ様子を見ながら混ぜていきます。
混ぜた肥料を手で握るとかたまり、指で押すとパラパラとくずれるくらいが目安です。

2.日陰で発酵させる

肥料をナイロンの袋に入れて密閉し、直射日光を避けて保管をして発酵させます。二酸化炭素が入ってしまうと発酵が進まなくなるので、しっかりと空気を抜いて保管することが大切です。

3.完成

完成までにかかる期間は、季節によって異なります。気温が高く発酵が早くすすむ夏の時期であれば、1ヶ月、冬の時期でも2〜3ヶ月で完成し肥料として利用できるようになります。

ぼかし肥料の使い方

ぼかし肥料は、即効性があり持続性もあるので植え付けの際に使うだけでなく、追肥としても利用できます。

通常の有機肥料と同じ頻度や量で使用してしまうと、急に植物の葉が焼けたようになって枯れてしまう「肥料焼け」を起こしたり、窒素過剰の状態になり虫が付きやすくなることがあるので注意が必要です。

有機栽培にオススメ

有機野菜

ぼかし肥料は使用する頻度や、量に注意すれば化学肥料を使用せずに即効性や持続性を期待できる肥料です。そのため、少量から肥料を手作りして家庭菜園など小規模で有機栽培を始めてみたい人にオススメです。

まとめ

今回は、米ぬかを使った肥料についてご紹介しました。米ぬかは食べるだけでなく、作物を育てる肥料にもなるとても汎用性の高いアイテムです。

これから、家庭菜園をやってみようかなという人は、ぜひ米ぬかを使った肥料で有機栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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